つみたてHEROのまったり投資

凡人サラリーマンの投資記録

投資、というか生き抜くために必要なこと

つみたてHEROです。

うへぇ、となる文章を見つけてしまいました。
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突っ込みどころしかありません。

> 加入する際2777円も、さらに掛け金の振り込み口座の管理手数料までかかるのだ。
> 金融機関により異なるが毎年2004円~7404円も!
> 私は、銀行、郵便局、証券会社に口座を持っているが、管理手数料はかからない。
その金融機関もなかなか経営が厳しくて、今後管理手数料を取ろうとしていますからね。
本来管理手数料がかかるけど今までは利益を出してなんとか取らずにやってきた、でも低金利過ぎてどうしようもなくなってきた、といったところでしょうか。
実際海外では管理手数料取るところなんて沢山ありますし。
そう考えると、管理手数料がかかるのはやむを得ないかと。

> しかも、60歳まで引き出せない。
そりゃ年金だから当然でしょう。
国民年金や厚生年金、個人年金は60歳になる前に引き出せますか?
逆に60歳まで引き出せないからこそ、普段のお金とは別で老後の資金を形成することができるのです。
そしてiDeCoは途中で拠出額を減らすこともできるので、経済状況に応じて金額を変えたらいい。

> その上、最大の難関は、自分で運用先を選ばないといけないのだ。
> 運用ってどうするのさ?
> 新興国ってなにさ?
> ○○?△△?場所しか、知らないのにどうしろと?
> 日本の株価すら知らないし、日経平均も言葉は聞くけど分からない。
この人は多分PCで文章打っているはずだし、アップロードするためにネットにも繋がっているはずなんだが、なぜgoogle先生に聞かないのだろう。
リスク許容度が高いなら株、低いなら債券。
日本、米国、先進国、新興国、全世界、今後どこが経済的に伸びていくと信じるか。
個人の状況も違うし、信じるものも違うんだからそれぞれで出す解も変わってくる。
今年金なんかは運用方法を選ぶことができないけど、iDeCoは選択肢があって自分が選べるわけです。
それってとても素晴らしいこと。
ちなみに私の会社では確定給付型年金も企業型DCもあるのでiDeCoはできないのですが、企業型DCはMSCIコクサイ100%にしています。
本当は米国100%にしたいけどラインナップにないし、今やMSCIコクサイの70%が米国だからそれで良しとする。

> 普通に考えれば、主婦も自営業者も毎日株価とにらめっこできるはずも、投資の決断も、できるはずがない。
長期投資なんだから、毎日株価とにらめっこする必要はない。
大体iDeCoは定額で毎月投入されていくだけだから、そんなアクティブな取引ができない。
ということすら調べずに批判しているのだろうか。

読んでてうわぁとなってしまう文章でした。
無知な上に攻撃的なので、より嫌な気分になりました。

と、ここまで偉そうに長々書きましたが、数年前まで私も大差ない知識だったんですよね。
証券口座自体は数年前に開設しましたが、米国株インデックスを地道に積み立てるという解にたどり着いたのは去年ですから。
私の場合は会社の持株会でドルコスト平均法の考え方を知って、数年前友人から米国株がいいんじゃないかという話を聞いて、去年たぱぞうさんのブログを見つけてやっとその二つが結びついて腹落ちしたという感じです。
なのでここにたどり着いたのは多少運の要素もあります。
ただ、たどり着けないわけではないんですよね。

twitterで引用元のブログについて、「やはり金融教育は必要だ」と書いている人がいて、それはもちろん正しいのだけれど、本質ではないと感じました。
私の両親は株否定派ですし、周りの友人にも投機家みたいな人はいても長期投資の投資家はあまりいません。
いてもそんな話をしないだけかもしれませんが。
当然金融教育なんて受けていません。
じゃあ何が本質かというと、自分の頭で考えて、調べて、情報を取捨選択して、決断して、行動するというプロセスを身に着けていることだと思います。
これだけ便利な世の中なので、調べて情報を集めるのは簡単なのです。
昔はいかに知識を持っているかだったけど、今は情報の引き出し方と取捨選択する能力があれば大抵のことは事足りるのです。
そのベースになるのが自分の頭で考え、決断する力です。
その力さえあれば、高度で複雑なこの世界を生き抜くことができるでしょう。

もちろん金融教育はやったほうがいい。
私も子供がある程度大きくなったらどう伝えようか考えているところです。
ただ子供が大人になる頃には、お金に限らずもっと必要な知識は増えているでしょう。
そのとき、学校や親から教わったことしかできないと生き抜くことが困難になってしまいます。
変化対応力、その源泉となる自分で考える力をつけていきたいです。

それでは皆様、ご安全に!

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