つみたてHEROのまったり投資

凡人サラリーマンの投資記録

言い訳が出来ないぐらいのチャンス

私は散歩が好きで、時々目的も意味もなくふらふら歩いています。
最近は暑くてあまりやってませんでしたが。
そうすると時々先祖代々受け継いだであろう大きな家が現れるわけです。
賃貸か購入かとか私がチマチマ考えている中、そこそこの立地の巨大な家がある時点で生まれながらの勝ち組だよなぁと考えてしまいます。

経済的なことだけでなく、生まれにかなり人生を左右されてしまいますね。
努力で多少差は埋められますが、超え難い壁はあります。
たとえば私は地元じゃない大学を出て、地元から出て働いていますが、それも環境か違えば実現できていなかったでしょう。
家が大学進学出来るほどのお金がなかったら、お金があっても落ち着いて勉強できる環境じゃなかったら、塾も存在しないぐらいの田舎だったら、親が一人暮らしを許さなかったら、就職後も家の縛りや介護で地元を離れられなかったら、私の人生は全く違ったものになっていたと思います。

教育費用に関しては、時代の流れもあり少しずつ国の制度も整備されていくでしょう。
行政は申請主義なので、情報を取りに行く必要はありますが。
また、教育の中身に関しても、今や本やネットで見れる質の良い情報がゴロゴロしています。
ただそういうのは往々にしてリテラシーが必要で、情報を取捨選択できるだけのベースの力がある人とない人で大きな差ができてしまいます。

家の経済状態とか、親の人格とか、そんなの全然関係なく「言い訳が出来ないぐらいのチャンス」があれば良いよなぁと思います。
おそらく昔は学校教育がそうだったのでしょう。
おかげで今の日本は識字率はほぼ100%だし、誰でも四則演算できるし。
社会が成熟し、多様化する中で、学校の箱を変えないまま中身だけ変えようとしているのでいろんな問題が出ているのでしょう。
予算もないのに、学校に求められるものって無限に増えていますからね。
教える側は疲弊してしまいますし、教えられる側も考える余裕がなくなってしまいます。

これだけ社会の変化が早い時代に、全てを学校で教えるのは不可能でしょう。
学校に限らず、教育で大切なのは自分で情報を取りに行くためのベースを形成することじゃないでしょうか。
おそらくそんなことは文科省の偉い人や現場は重々承知かと思いますが、一向に大枠の仕組みは変わらないし、世間一般の意見って何でもかんでも学校でやれって感じなので。

教える側も、教えられる側も、そして社会全体も健全に発展する道ができればと思います。

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